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中心市街地活性化協議会支援センター

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まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
まちづくり事例

重層的なネットワークがまちに変化をもたらす(島根県江津市)

まとめ

これまで述べてきたものの他に、「ビジネスプランコンテスト」などの創業促進策や、市内の人が江津の魅力を題材に学び合う「Goつくる大学」などの人的交流策など、市内外関わらず様々な人材がつながる仕組みが盛んです。加えて、藤田氏を始めとする取り組みから、江津市内では自由な活動ができると認識した新たなプレーヤーが、交流会やイベントを行うようになりました。
「江津でやりたいことを相談すると、色々な人を紹介される。横のつながりを強化することで、まちづくりプレーヤー同士が刺激し合い化学反応が起こる」と藤田氏は語ります。
また、イベントやリノベーション等を展開する際には、プレーヤーの年代や職場、出身学校などバックグラウンドにおいて共通性が高いとアウトプットも高いものになるといいます。よって、人脈を広げる交流策を展開するに当たっては、バックグラウンドに共通性ができるように、主催者の年齢などを考慮する必要性があるといえます。

現在江津市では、既存店や新しく市内に開業した店舗の魅力を向上させる方策や、市内医療機関のさらなる利活用が検討されています。江津のまちづくりプレーヤーは、小さな成功体験を積み自信をつけることで、まちのネガティブな雰囲気を変えてきました。今あるまちの課題も明るく対応していく姿が想像できます。

 

ビジネスプランコンテスト 別ウィンドウで開きます

つくる大学 別ウィンドウで開きます

江津市の概況

人 口 24,127人(2017年3月31日現在)
協議会 有り

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