新潟古町まちづくり株式会社が展開する三方良しのソーシャルビジネスとは
アプリケーション事業について
まちの総合案内アプリケーションの展開
新潟古町まちづくり株式会社は、スマートフォンなどで使用できるまちの総合案内アプリケーション(以下、アプリ)を展開しています。このアプリは、来街者目線で製作されており、来街者の利便性の向上を図るために提供情報の充実を図り、結果、商業者に利益が還元されるようになっています。
具体的には、来街者の利便性を向上のため、交通手段に応じたルート案内や、消費目的別の店舗案内、クーポン情報、を充実を図りながら、店舗の雰囲気が分かる情報や観光スポットの魅力を伝えています。来街者目線の各スポットの案内がそれぞれの集客に寄与しています。
地域情報がカテゴリー別に整理されている上に、自分の好きなようにまち歩きができるよう、ルート設定もできる仕組みになっています。
(参考リンク)地域ナビゲーションアプリ 新潟シティ紹介ページ 別ウィンドウで開きます
アプリに記載する情報の収集と活用
市内には観光や飲食店情報が、様々な情報誌やサイトに点在しており、来街者に情報が届かないケースがあります。そこで、新潟古町まちづくり株式会社が、観光や商業などさまざまな市内情報誌や観光マップ、webサイトに記載されている情報などを集約し、来街者がワンストップで情報入手を可能にしました。
また、地域を横断して情報が集約されているので、様々なカテゴリーや用途により、情報に切り出し活用することも可能です。例えば以下の例のように、コンベンションなどが市内で行われる場合、その参加者向けにコンベンション開催場所周辺の宿泊施設情報や観光、飲食情報を提供することもできます。
上記の画像は、平成29年11月に中小機構が新潟市で開催した中心市街地活性化交流会専用のページです。交流会の参加者は、会で共有する情報や、スケジュール、会場周辺の宿泊施設や飲食店、観光スポットに至るまで知ることができます。各スポットまでの経路を地図アプリと連動させ確認することもできます。来街者の利便性が高めながら、飲食店や観光スポットへの訪問者増加にも寄与しています。
また、利用者はアプリを登録する際、性別、年齢などを記載します。その利用者の性別、年齢などの属性データと利用者のアプリ利用状況を組み合わせ、行動分析からニーズ分析などに繋げることもできます。またプロモーションやお知らせを、特定の顧客グループに送るための、ターゲット設定を行うことができます。また直接商店街や個店などはアプリ利用実績から得られた情報をマーケティング策(プッシュ通知やお知らせ表示など)に活用することで積極的に活性化策・集客策を打ち出しやすくなります。
新潟古町まちづくり株式会社は、この事業をWEBやSNSによる情報発信や、フリーWi-Fiなどの総合的サービスとして商店街や参加店から会費を徴収しています。今後は、1地域に1プラットフォームとして、このアプリのシステムを外部へ販売し、更なる収益性の向上を検討してます。