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中心市街地活性化協議会支援センター

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まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
まちづくり事例

小さな事業から着実にまちに変化を与える(福井県越前市)

加えて、まちづくり武生には、収集した空き家・空き店舗情報を活かす人員体制が敷かれています。具体的には、まちづくり武生には市・商工会議所の分室が置かれ、創業・出店希望者がワンストップで空き家・空き店舗への出店相談ができる体制を構築しているのです。
さらに、空き家・空き店舗の減少を図る取り組みとして、市・商工会議所・まちづくり武生・市内5つの金融機関との中心市街地活性化に関する協定があります。市の効果的な補助金メニューの充実、金融機関の事業計画策定支援、商工会議所の経営指導巡回などそれぞれの強みを活かし、創業・開業者の支援を強化しています。

武生が展開する融資協定
武生が展開する融資協定

これらの取り組みから、中心市街地人口が約5千人という規模のまちにおいて、2016年の計画策定後3年で22件の空き店舗等を活用し開業しました。清水氏によれば、さらに4件の空き店舗が埋まる予定があると言います(2018年12月現在)。

空き家・空き店舗を活用したパスタカフェおはち(左)とゲストハウスのホステル291(ふくい)(右)
空き家・空き店舗を活用したパスタカフェおはち(左)とゲストハウスのホステル291(ふくい)(右)

パスタカフェおはちは物件を探す過程でまちづくり武生に相談、ゲストハウスホステル291はまちづくり武生に開業を相談した際、融資協定を活用しました。