まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
伝統文化を活かした人と人をつなぐ「勝部自治会火まつり交流館」の取組(滋賀県守山市)2
(1)守山市の現状
JR守山駅周辺ではマンション等の建設が継続的に行われ、中心市街地の人口は増加し続けています。商業面については昭和61年に駅前広場に隣接して県内初の市街地再開発事業により、地下1階から地上3階までの4フロアに専門店街を有する「セルバ守山」が整備され、商店街と平和堂守山店、西友守山店等によって中心商業地が形成されています。平成19年には平成6年と比べて商店数は約6割に、年間商品販売額は約半分に減少といった商業の衰退がみられましたが、テナントミックス事業やソフト事業の効果等により部分的に商業の活性化も図られています。一方で、消費者ニーズの変化に対応できていない商業者や、後継者問題が生じている商業者が多く見られる等の問題も抱えています。