まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
伝統文化を活かした人と人をつなぐ「勝部自治会火まつり交流館」の取組(滋賀県守山市)
課題
- 中心市街地における守山駅北西方向の回遊性の向上
- 自治会館移転に伴う跡地の活用
取組と効果
- 自治会とまちづくり会社の連携によるコミュニティビジネスの創出
- 800年の伝統文化を活かした中核商業拠点の形成
- 中心市街地における新たな回遊性の創出への貢献
1.中心市街地活性化への取組
守山市では、平成20年11月に守山市中心市街地活性化協議会(以下「中活協」)が設立され、平成21年3月に第1期守山市中心市街地活性化基本計画(以下「基本計画」)が国の認定を受け、さらに平成27年3月に2期計画が認定を受けました。2期計画では「住み続けたくなる“絆と活力ある共生都市”の創造」を基本理念に掲げ、中活協はこれらのまとめ役、調整機関として機能しており、事務局はまちづくり会社の株式会社みらいもりやま21が担っています。守山市中心市街地における商業の活性化は、株式会社みらいもりやま21が守山商工会議所や商店街等と連携して進めています。
中心市街地内の商店街では守山銀座商店街の再開発や駅前のセルバ守山(共同店舗)のリニューアルなど、ハード整備とテナントミックスの再構築を図る事業が進められています。また株式会社みらいもりやま21や守山商工会議所が先導し、商店街を共同させ「もりやま夏まつり」などの各種ソフト事業を展開しています。