新たな拠点がコミュニティを作り出し、まちに新たな人の流れを作る! (第2回)(沖縄市)4
AROホテルの外国人対応策
オープンからこれまでの外国人宿泊客の割合は5%ほどでしたが、沖縄市のインバウンド需要が高い中、外国人宿泊客は増加する見込みがあります。その対応としてAROホテルは指さし会話シートの他に「スマイルコール」を導入しています。スマイルコールはタブレット端末を利用したテレビ電話型の通訳サービスです。24時間リアルタイムで5か国語に対応しています。初期費用は3万円で、月額30分1.4万円(1端末あたり)で契約をしています。このサービスを使うことで言語のニュアンスによる行き違いが減るといいます。
参考リンク) スマイルコール 別ウィンドウで開きます
まち歩きの拠点としても機能するAROホテル
AROホテルを整備することで新たな人の流れができました。AROホテルは、これらの集客をホテルに滞留させるだけでなく、商店街活性に寄与するために、まち歩きマップを用意しているほか、コザで飲んで宿泊する「コザ飲み」を提案するなど回遊性を高める策を講じています。また、部屋にテレビを敢えて置かず、宿泊客をまちなかへ回遊させる工夫もしています。
参考リンク)まち歩きマップ(7.96 MB) 別ウィンドウでpdfファイルを開きます(PDF:8,144KB)
AROホテルの今後
オープン後、順調な集客を図るAROホテルですが、今後の更なる発展のため、以下のようなことを考えています。集客面では、宿泊客の満足度を高めることで、リピーターにつなげることやSNSなどで拡散を狙いさらに認知を高め、集客につなげる必要があります。
加えて、旅行会社やイベント会社との連携策も考えられます。例えば、音楽イベントなどによるバスツアーなどの取り込みです。このようなコザの文化や魅力を活用した商品をAROホテルから旅行会社やイベント会社に提案することで更なる集客につなげていくことも考えられます。
また、併設されたカフェ・バーの現状の客層は30~40代の女性が中心で、地元の他、市外からも来店があります。今後は、これらの利用客と宿泊客、地元住民とのコミュニケーション拠点になるようにし、沖縄市の良さを発信する場として機能することも追及しくことも考えられます。