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中心市街地活性化協議会支援センター

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まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント

まちづくり事例

機動力ある協議会の在り方と新しいプレイヤーの発掘~諫早市中心市街地活性化協議会~4

新たなプレイヤーが生まれた背景とは

このように、イベント開催をきっかけに新たな中活プレイヤーが出現した背景には、商店街のアーケード整備の際、音響・照明などの設備をアーケードに仕込ませたことや、ステージや机、椅子といった備品の整備を行うなどといったハード面が整備されていることがあります。

加えて、商店街連合会が、提案されたイベント案を基本的には受け入れるといった気軽に相談できる雰囲気を作っていることや、商店街やまちなかでイベントを行った市民や団体が、周囲のイベント開催希望者にその取り組みを口コミで広めていることも大きいと言えます。

また、提案されるイベントの規模に応じて商店街内で行うものや市や商工会議所の協力を受け大きい規模で行うものもあります。こうしたところにも三者の協力体制によりスムーズにイベントが展開できるようになっています。

以上の取り組みから、まちなかでイベントを行う土壌を作り上げてきました。今では一大イベントとなったISAHAYAグルメフェスタやいさはや灯りファンタジア以外にも、大工や板金工などの建設組合と商店街連合会が組んで、小学生に対して夏休みに行う工作イベントや、地元農業高校や商業高校と組んでイベントを行うといった新たな活性化の動きに取り組んでいます。商店街だけが汗をかくのではなく、地域の発表の場などを求める市民や団体と組んでイベントを展開する動き活発化するようになったのです。多彩なイベントの展開が、商店街にファミリー層を呼び込み、商店街の各店舗が市民の目に留まるようになりました。