まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
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- ハード整備とソフト事業の相乗効果を図るには(後編)−ハード事業に彩りを加えるソフト事業の展開−(株式会社まちづくり藤枝)
- ハード整備とソフト事業の相乗効果を図るには(後編)-ハード事業に彩りを加えるソフト事業の展開-(株式会社まちづくり藤枝)3
ハード整備とソフト事業の相乗効果を図るには(後編)-ハード事業に彩りを加えるソフト事業の展開-(株式会社まちづくり藤枝)3
魅力的なソフトイベントの効果
まちづくり藤枝のイベントは、市が民間活力を呼び込み整備した商業施設や駅周辺広場などで行われます。整備されたハードで洗練されたイベントを行うことで相乗効果が生まれました。市民が集いたい場所が増えることで、中心市街地の価値が向上したのです。その結果、歩行者通行量や居住人口の増加につながったと言えます。また、まちづくり藤枝が行うイベントは、居住人口が増える中心市街地において、新たな住民に対するコミュニティ形成の場の提供にもなっています。人とのつながりがまちへの愛着を強め、定住につながると期待しています。
取材を終えて
まちづくり藤枝の取組を伺い、印象に残ったことは栃本氏が「関わる人が楽しくなければうまくいかない」と強調していたことでした。それは、まちづくり藤枝の社内雰囲気にも表れていましたし、イベントの様子などを伺っていても感じることができました。まちづくり藤枝がハード事業に彩りを加え、「まち」をより魅力的なものにしていると言えます。
藤枝市の概要
人口は146,399人(男71,690人、女74,709人 平成29年4月末住民基本台帳より)、面積194.06平方キロメートル。安倍川と大井川に挟まれていた場所に位置し、静岡のベットタウンとなっています。江戸時代には田中藩の城下町であり、東海道藤枝宿と岡部宿の宿場町でした。
取材日:平成29年5月23日