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中心市街地活性化協議会支援センター

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まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
まちづくり事例

手作りの基本計画で「どん底」から再生 !(株式会社楽市白河)3

現在取り組んでいる収益事業

再生から8年が経ち、現在株式会社楽市白河では数多くの収益事業を手がけています。その中で主要事業となる6つの事業を紹介させていただきます。

1.えきかふぇshirakawa(飲食事業)

大正時代の建物であるJR白河駅舎内待合室を改装し、駅直結のカフェとして平成21年9月にオープンしました。基本計画策定後、楽市白河の最初の事業です。従業員の接客技術やメニュー充実などを自発的に行い、収益事業に成長しました。カフェ機能に加え地域の物産販売や地域情報の発信基地として認知されています。

えきかふぇshirakawa

2.チャレンジショップ(創業支援事業)

平成22年1月にオープンした空き店舗活用事業。空き店舗を2店舗改修し、新規事業を計画する方々が入居しています。城下町にふさわしい店舗内装を演出することで統一されたまちの景観を作り上げています。

3.楽蔵(テナント事業)

歴史的建造物を含む既存施設を生かしたテナント事業で、平成23年6月にオープンしました。近隣の不足業種の解消を図りつつ来訪者や市民ニーズに応え、街なか回遊の拠点として周辺商店街の活性化に貢献しています。

楽蔵

4.健康マージャン「雀健」・健康カラオケ「ふらっと」(サービス業)

高齢化が進む白河市において、空き店舗を活用したシニア世代の交流の場として平成23年3月にオープン。店内の営業は、利用者が構成員である運営協議会に委託することで、人件費削減を図りました。利用料は1日500円程度。年に数回マージャン大会やカラオケ大会を開催するなど地域交流の場として機能しています

健康マージャン「雀健」(左)とカラオケひろば「ふらっと」(右)

5.マイタウン白河(施設指定管理事業)

白河市が大型ショッピングセンター跡地の土地建物を取得、大規模改修し、市民交流の中核施設として平成15年4月にオープン。株式会社楽市白河は平成24年4月から指定管理者として施設運営管理を行っています。平成28年11月にリニュアルオープンし、テナントには看護学校や障害者就労、子育て支援、チャレンジショップなどが入居しております。

白河市中心市街地市民交流センター「マイタウン白河」

6.レジデンス楽市-Ⅰ(賃貸マンション事業)

白河駅から徒歩3分、国道に面する好立地に株式会社楽市白河が運営するマンション「レジデンス楽市-Ⅰ」があります。マンションの周囲に町医者が多いなど町の機能が充実したことに加え、近隣に生鮮三品を取り扱うスーパーを誘致したことでマンションの利便性が高くなったことから、マンションは人気となり満室となっています。来年には隣の敷地にもう一棟マンションが建設されます。

レジデンス楽市-I

7.あったかステーション楽(弁当宅配事業)

高齢者の買い物サービスの一環でスタート。地元の食材を使用し、管理栄養士の助言に基づいたバランスのよい安心・安全なお弁当を提供しています。個人にお弁当を届けるため運送費がかかり、事業としては厳しく、現在は近隣高校などへの宅配も行うなどして利用者の拡大を図っています。

あったかステーション楽

これら7つの事業を中心とした事業展開を行い、まちづくり会社としての経営基盤を確立しています