まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
(第2回)歴史ある商店街のリノベーションによる活性化(岐阜県岐阜市)
- 課題
- 衰退し、マイナスイメージが定着した中心市街地のイメージアップ
- 衰退が進む中心市街地で空き店舗に対する対応策の展開
- 取り組みと効果
- ソフトイベントの展開で中心市街地のマイナスイメージを払しょく
- ソフトイベントによる新規顧客と創業者予備軍の発掘
- 空き店舗等の遊休不動産をリノベーションし創業者を誘致
前回は衰退した歴史ある商店街が活性化の為、イベントによるマイナスイメージの払しょくや美殿町商店街における遊休不動産のリノベーションによる新規創業者の受け皿整備と掘り起し策の展開について紹介しました。
第2回となる今回は、柳ヶ瀬商店街における取り組みと一般財団法人岐阜市にぎわいまち公社(以下、公社)の取り組みについて紹介します。
柳ケ瀬リーディングプロジェクト —柳ヶ瀬再生プランとは—
柳ヶ瀬商店街では、活性化のために基本路線を定めました。それは、「中心商業地は新たな役割を生み出す必要があり、その役割とは製造小売業などその場でしか手に入らないものの誘致である。その為には、大規模商業施設ではまねできないユニークな創業者を集めことが大切である」この基本路線をもとに柳ヶ瀬活性化に向けて3つのステップを示しました。
- 柳ヶ瀬活性化の3つのステップ
- 集客プロモーションとしての事業を行い、マーケット(お客さん)をつくること。
- 遊休不動産をリノベーションし、創業者が出店しやすい受け皿をつくること。
- 新規創業者と地元商業者の連携を図り、まちの新陳代謝を持続させること。
次ページより、3つのステップの具体的手法を紹介します。