まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
商業インキュベーター(チャレンジショップ)成功の要因
‐夢CUBE誕生10周年を迎えて‐(奈良市)
課題
- 都市機能移転などによる商店街歩行者通行量の減少
- その影響による空き店舗の増加
取り組みと効果
- チャレンジショップ展開による商店街賑わいの創出
- チャレンジショップ卒業生の出店による空き店舗数の減少
奈良市の商店街、奈良もちいどのセンター街協同組合(以下、もちいどのセンター街)が運営するチャレンジショップ「もちいどの夢CUBE(以下、夢CUBE)」。2017年に開業10周年を迎えた夢CUBEですが、入居募集(チャレンジャー募集)のたびに応募倍率が4~7倍と高い水準を保っています。もちいどのセンター街理事長である松森重博氏に話を伺いながら、もちいどの夢CUBE10周年の節目にチャレンジショップ事業を振り返り、創業支援と空き店舗対策について整理したいと思います。
かつて県内一番の賑わいを誇った商店街の衰退
夢CUBEの立ち上げのきっかけですが、奈良市の行政施設等の移転や大型店の郊外出店などで人の流れが変わり、もちいどのセンター街の歩行者通行量は減少し、空き店舗が増えてきたことです。その影響から商店街のあるパチンコ店が撤退し、その跡地、約260平方メートルをどのように利活用するか検討を始めました。その詳細は以下のリンクを参照ください。