まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
街なか回遊とまちの担い手を創出する手作りマップ(田原市)03
一番の成果はまちづくりの仲間を得たこと
「ちんちこちんまっぷ」や「とれじゃーどこじゃーマップ」は、作成者たちがまちの探索や店舗取材を行い、その取材記事を持ち寄って作成しますが、その前にメンバーで幼少期からの思い出話をしたといいます。マップ作成を通し、仲間と思い出話をする中で気づくことができるまちの魅力がありました。これは、作成者たちにとって「まちの魅力が普段の生活の中で埋もれてしまっている」つまり、「普段見えているつもりでも見えていないまちの魅力がある」と気づかされるきっかけになりました。
マップを作った後、「もっと周りの人たちに、田原には個人経営の良いお店があると知ってほしいと思うようになった」、「まちづくりに携わる仲間を作ることができた」、「マップ作成を通して、自分たちにもまちの活性化のためにできることがあると自信を持つことができた」、「まちを良くしたいという気持ちはみんな同じなんだと気づくことができた」、このような感想を持ったと、マップ作成に携わった白井氏と大久保氏は語ってくれました。