まちづくり事例さまざまな市街地活性化課題解決のヒント
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機動力ある協議会の在り方と新しいプレイヤーの発掘~諫早市中心市街地活性化協議会~2
事業推進を図る協議会の仕組みと取り組み
諫早市中心市街地活性化協議会は全体会とその下部組織である幹事会で構成されています。幹事会は事業推進に主に係る組織である商店街、銀行協会、商工会議所、行政で構成されており、構成員は10名です。幹事会は、協議会開催前に事前に議題を審議し、協議会での取りまとめを行います。
商店街連合会が事業企画立案と事業実施、商工会議所は事業計画策定支援や資金調達計画立案、行政がそれらを支援する補助金制度を整備するなどを行っています。例えば、商店街では「まちづくり協定」を作成し、自分たちの「まち」のあり方を決め活動していますが、人にやさしい「まち」づくりを実現するために協定の沿った「店」づくりに対し、商店街連合会が審査の上、商工会議所が推薦書を付して諫早市に申請すると、諫早市から設計費については二分の一(上限10万円)、工事費については三分の一(上限100万円)を補助する市独自の支援制度(まちづくり協定支援事業補助金)を整備するなどの個店支援制度を作っています。
加えて、三者のコミュニケーションですが、諫早では行政と商工会議所は商店街の会議に必ず参加しています。会議の昼夜は問わず参加するといいます。商店街連合会の会合は基本的に月に一度ですが、各単位の商店街の会議にも参加しているため、実質週に何度も顔を合わせる形になっています。そのため、各商店街の問題点や課題について三者はいつも共有しており課題解決のスピードアップが図られています。