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平成29年度中心市街地活性化協議会関東ブロック交流会(新潟市)
プログラム
- 開催日
- 平成29年11月10日(金曜)11時30分~16時50分
- 会場
- 新潟国際情報大学 新潟中央キャンパス
沼垂(ぬったり)テラス商店街
- 主催
- 独立行政法人中小企業基盤整備機構 関東本部 (以下、中小機構関東)
中心市街地活性化協議会支援センター
- 協力
- 新潟市中心市街地活性化協議会
- テーマ
- 新潟市・古町地区と沼垂地区における商業活性化
- 交流会次第
- 11時30分~ 開会・主催者挨拶
中小機構関東 地域振興部長 渡辺 博
11時40分~ 古町商店街の見所のご案内
新潟中心商店街協同組合 エリアマネージャー 佐藤 雅義氏
12時00分~ 古町商店街見学(自由行動)
13時30分~ 新潟市における中心市街地活性化の取組のご紹介
新潟商工会議所 事業部次長 羽賀 康明氏
新潟市 都市政策部まちづくり推進課係長 中山 博志氏
14時00分~ 新潟中心商店街協同組合の取組のご紹介
理事長 松崎 利春氏
エリアマネージャー 佐藤 雅義氏
15時00分~ 関係機関からの情報提供
関東経済産業局 産業部 流通・サービス産業課 商業振興室長
杉田 順一氏
中心市街地活性化協議会支援センター
15時30分~ バス移動
15時50分~ 沼垂テラス商店街の取組のご紹介および商店街見学
株式会社テラスオフィス 専務取締役 高岡 はつえ氏
16時50分~ 閉会
- 参加者数
- 62名
- 参加地域数
- 16地域
交流会概要
今年度の「中心市街地活性化協議会関東ブロック交流会」は、日本海側唯一の政令指定都市である新潟市の「まちづくり」について、地元の行政、民間事業者それぞれから紹介をいただきました。
午前中は、明治時代からの商業の中心地である「古町(ふるまち)」エリアの見所を地元商店街協同組合の佐藤エリアマネージャーから紹介を受け、昼食時間を兼ねて参加者それぞれが街歩きを行いました。
午後は、まず新潟商工会議所と新潟市から、中心市街地活性化のこれまで、そしてこれからの商業活性化の取組について説明いただきました。
新潟市では、平成20年度から24年度までの5ヶ年度にわたって「第1期新潟市中心市街地活性化基本計画(平成20年3月12日認定)」による商業活性化事業に取り組まれ、3つの商業集積エリア(古町、万代、新潟駅周辺)において、「特定民間中心市街地活性化事業」を中心として種々の事業が実施されました。その結果、店舗数の増加、空き店舗数の減少という成果が得られています。さらに、チャレンジショップ出身者が商店街の担い手となり、商店街が指定管理者を応札するなどの活性化を生みました。
また、新潟市の最近の取組として、昨年度から「ミズベリング信濃川やすらぎ堤」事業を実施しています。
これは、市内中心部を流れる信濃川の河川敷を民間企業が利用できるようにする試みであり、昨年は、夏季を中心に11店舗の飲食店が出店、約3万人の利用者を集めました。さらに、今年度は、県内大手アウトドア用品メーカーも出店し、前年比1.15倍となる34,400人が訪れました。市では、今後もこの取組を継続していく計画です。
続いて、「古町」エリアの商店街等によって構成される新潟中心商店街協同組合から、商店街組織による「古町活性化の取組」が紹介されました。7つの商店街振興組合と隣接する大型商業施設による新たな協同組合組織の設立経緯と、「無料駐車券発行事業」「情報発信事業」「インバウンド促進事業」「地域ナビゲーションアプリ」の各種事業について、詳しく解説いただきました。

また、関係機関からの情報提供として、関東経済産業局産業部流通・サービス産業課商業振興室室長杉田順一氏から中心市街地活性化支援施策を説明いただき、中心市街地活性化協議会支援センターから取組事業を紹介しました。
この後、市内東部、信濃川河口に近い沼垂(ぬったり)テラス商店街に移動し、株式会社テラスオフィス専務取締役の高岡様から商店街再生の取組を説明いただき、商店街を見学しました。
沼垂地域は、近隣の工場の撤退等の影響で、商店街がシャッター通りとなっていましたが、この状況を打破しようと、市場として使われていた長屋を同社が買い取ってリノベーションし、昭和レトロな町並みを残した「沼垂テラス商店街」として再生を実現しました。
2010年から少しずつ店舗がオープンしはじめ、2015年春には旧沼垂市場のすべての長屋が店舗として開業し、2017年度のグッドデザイン賞を受賞される等、個性的な店舗の集まるエリアとして注目を集めています。

