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平成29年度中部中心市街地活性化ネットワーク会議(伊勢市)
プログラム
- 開催日
- 平成29年11月17日(金曜)13時00分~17時30分
- 会場
- 伊勢商工会議所
- 主催
- 中小機構中部本部、中心市街地活性化協議会支援センター
- 会議次第
- 13時00分~ 開催あいさつ
中部中心市街地活性化ネットワーク会議 議長
多治見まちづくり株式会社 代表取締役社長
佐藤 金吾 氏
伊勢市中心市街地活性化協議会 副会長
伊勢まちづくり株式会社 代表取締役社長
吉川 松喜 氏
13時10分~ 講話
「伊勢市中心市街地活性化基本計画の概要と進捗状況」
伊勢市都市整備部都市計画課市街地整備係 係長
井川 貴雄 氏
13時35分~ 講話
「伊勢市中心市街地活性化に向けた取り組み事例」
伊勢市中心市街地活性化協議会タウンマネージャー
千島 孝弘 氏
14時10分~ 現地見学
15時40分~ グループ討議
「タウンマネージャーの役割」「まちづくり会社の事業と課題」
17時00分~ 情報提供
中部経済産業局
中心市街地活性化協議会支援センター
中小機構中部
17時30分 閉会
- 参加者数
- 50名
- 参加協議会数
- 12協議会
会議概要
本ネットワーク会議は、伊勢市の中心市街地活性化の取り組みを参考に講話や現地視察を行い中心市街地活性化の課題を整理しながら、最後にグループ討議を通してまちづくりのヒントを現地に持ち帰っていただく事を主旨に行われました。
まず、伊勢市井川貴雄係長(以下、井川係長)と千島孝弘タウンマネージャー(以下、千島TM)より伊勢市の中心市街地活性化について、基本計画の概要や進捗、さらに取り組み事例について講話がありました。
伊勢市中心市街地活性化基本計画の概要と進捗状況
まず井川係長より伊勢市中心市街地活性化基本計画の概要と進捗について説明がありました。伊勢市のまちづくりは伊勢神宮や河崎のまちを始めとした歴史的資産の活用を軸に構成されています。また、基本計画策定の背景として、平成11年の「伊勢市中心市街地活性化商業等活性化基本計画」や「伊勢市南側周辺2核1モール構想」がありましたが、それらを通して課題として挙がったものを克服する意味で基本計画が立てられたといいます。
基本計画の概要としては、伊勢市の中心地を4つのエリアに区分し、エリアのもつ特性を活かしながらテーマ設定されています。4つのエリアとそのテーマに即したハード整備やソフト事業展開について説明がありました。具体的には、駅前に展開する優良建築物等整備事業や河崎まちなみ環境整備事業ならびににぎわい事業、それらの魅力を高める外宮奉納市や食のイベントなどです。
参考)伊勢市中心地4つのエリアとテーマの設定
中心商店街周辺エリア
- 日々の安心な居住環境づくり
- 暮らしを支える便利で快適な商店街づくり
伊勢市駅前・外宮参道周辺エリア
- 参宮参拝の玄関口としてのにぎわいある観光まちづくり
伊勢市駅北口周辺エリア
- 都市基盤を活用した快適な暮らしづくり
河崎周辺エリア
- 歴史的資源を活かしたまちづくり
伊勢市中心市街地活性化に向けた取り組み事例と現地見学
続いて、千島TMから伊勢市中心市街地活性化に向けた取り組み事例について説明がありました。千島TMはよそ者でありながら「『思い』が届くまちづくり」をキーワードにタウンマネジメントを行ってきました。千島TMは、市民のまちづくりに関する相談に乗りながら、次第に相談者をまちづくりのプレーヤーとして巻き込んでいきました。具体的には、相談者の「○○をしてほしい、何とかしてほしい」などといった受身的な相談を「○○を△△にしたいから、相談に乗ってほしい」というように積極的・自主的な相談に変えていったのです。このように相談者が思いを明確にし、発信することでまちづくりのリーダーとして変身していったのです。
千島TMはこのようにまちづくりの協力者を加えながら、未利用地の活用や、空き店舗・空ききビルの調査とその活用、商店街活性化などを展開していきます。このまちづくりの協力者を増やす取り組みは伊勢やまだ大学事業で、多様な人材がまちの未来について語り、地域の課題解決につなげる動きに発展しています。
現地見学では、千島TMより説明のあった商店街などを中心に見学しながら、商店街活性化に係るプレーヤーの話を伺いました。


グループ討議
最後にグループ討議では話し合うテーマを「タウンマネージャーの役割」と「まちづくり会社の事業と課題」の2グループに分けて行われました。それぞれのグループで、現状の地域課題とその解決のために行っていることを共有しました。
タウンマネージャーの役割について話し合ったグループでは、タウンマネージャーの人物像や人材育成策などを主に話し合いました。
また、まちづくり会社の事業と課題について話し合ったグループは、まず、まちづくり会社に期待されていることから役割を考えました。そこを出発点とし、期待に応える上での課題を、現状のまちづくり会社運営から掘り下げました。
グループ討議後はお互いに話し合ったことを発表し合い理解を深め、本ネットワーク会議は終了となりました。

