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中心市街地活性化協議会支援センター

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路地裏と水辺のイノベーション「湖北の暮らし案内所 どんどん」の取組(滋賀県長浜市)

取り組みのポイント

  • 路地裏に地域の新しい文化や交流を生み出すつながりの場の創出
  • 事業の新たな担い手とまちなかとの接点をコーディネート
  • 自然環境の広がりを感じられる空間と湖北のライフスタイルの育み
場所:
滋賀県長浜市
人口:
約12万人(中心市街地人口約9,600人)
分類:
「交流施設」「その他(空き家リノベーション)」
協議会:
長浜市中心市街地活性化協議会
事業名:
地域コンテンツ創造拠点整備事業
支援策:
中心市街地再生事業費補助金(中心市街地活性化事業)
実施主体:
長浜まちづくり株式会社

1.中心市街地活性化への取組

長浜市では、平成20年1月に長浜市中心市街地活性化協議会(以下「中活協」)が設立され、平成26年3月に第2期長浜市中心市街地活性化基本計画(以下「基本計画」)が国の認定を受けました。長浜市のまちづくりの特徴は、市民自ら出資するなどして多数の事業組織が立ち上げられており、様々な分野で活動を展開することで、中心市街地全体の魅力を創出しているところです。長浜市の中活協は、これらのまとめ役、調整機関として機能しており、地元が一体的に中心市街地活性化に取り組む核として不可欠な存在となっています。

中心市街地内の各商店街では、アーケード改修や植栽・イルミネーションによる景観整備の他、「ウラクロ」(マルシェ、骨董市)、「HAMAジャズ」、「CLUB NAGAHAMA」(プリペイドカードの発行)などの事業を通じて中心市街地活性化の取組を展開しています。

(1)長浜市の現状

全国的に中心市街地を取り巻く傾向として、公共公益施設の郊外移転等都市機能の拡散、モータリゼーションの進展、大規模集客施設の郊外立地、居住人口の減少等によるコミュニティとしての魅力低下、商業地区の顧客・住民ニーズに十分対応できていないなどの問題が顕著化しており、長浜市においても同様の現象がみられる傾向にありました。

そこで昭和62年の大通寺表参道の改修をはじめとして、平成元年黒壁ガラス館オープン、平成12年曳山博物館オープン、平成24年歴史的建築 安藤家リニューアルオープンのほか、「長浜まちづくり株式会社」が中心となり、様々な古い町家をリノベーションして歴史の香る魅力あるまちづくりを実践してきました。そのような努力の結果、かつての疲弊した中心市街地が、今では年間約200万人以上を迎える商業観光のまちへと生まれ変わりました。

近年、観光客は依然増加傾向にあるものの、その伸びが鈍化していること、また、街の賑わいが観光客に頼っている部分が大きいこと、地元商業店と若者ニーズとのギャップから、若い人が街中を訪れず郊外店に流れている、などの問題が顕在化してきています。

第2期長浜市中心市街地活性化基本計画エリア 長浜市ホームページより転載、一部加工
(2)長浜まちづくり株式会社事業内容-地域コンテンツ創造拠点整備事業-

そのような背景から、第2期基本計画の商業メニューで位置づけられた「地域コンテンツ創造拠点整備事業」では、長浜まちづくり株式会社が事業主体となり、地域固有のコンテンツやプロジェクトを創造する拠点施設を整備し、ヒトとモノの新たな交流を生み出すシステム構築事業が始まりました。長浜まちづくり株式会社事業内容は以下の通りです。

1)既存木造建築物の改修工事による緑・水空間のリノベーション

大通寺そばの路地裏を流れる米川(よねかわ)に石造りの「どんどん橋」がかかり、そのたもとに未利用状態が続いていた木造建築物があります。その建物を全面改修し、米川と緑豊かな前庭が一体となった空間性を高めるリノベーションを実施、建物は「どんどん」と名付けられました。

2)シェアスペースの開設による新たな担い手の活動拠点づくり

地域資源に根差した新たな生産・加工・サービス等の展開に挑む地元の若い起業者の活動拠点となり、湖北のライフスタイルをはぐくみ、発信するシェアスペースを街中に設けます。用途はギャラリー・カフェ/キッチン/スタジオ・ワークルームとして利用します。

長浜まちづくり株式会社の直営とし、利用者をはじめとした地域内外のネットワークを活用しながら企画展や食料品などの販売を実施することで、稼働率を上げていこうとするものです。

施設名称:
地域コンテンツ創造拠点「どんどん」
施設規模:
木造2階建、延床面積 約90平方メートル
着工:
平成27年9月
竣工:
平成28年1月
オープン:
平成28年4月
「どんどん」外観(「どんどん」ホームページより転載)
事業内容(「どんどん」ホームページより転載)

参考リンク: 湖北の暮らし案内所 どんどん 別ウィンドウで開きます

(3)オープンに向けての検討

地域コンテンツ創造拠点整備事業「どんどん」オープンに向けての会合を、昨年長浜まちづくり株式会社のスタッフを中心に、長浜市、商工会議所も参画し、定期的に開催しました。

本件のプロジェクトには、中小企業基盤整備機構(以下「中小機構」)の、まちづくり支援メニューの一つである「中心市街地商業活性化診断・サポート事業」が活用されています。中小機構の職員・専門家も会合に参加、事業計画、採算計画等について支援・助言を行いました。長浜まちづくり株式会社にとっては新規の事業となるため、メンバー全員による真剣で徹底的な討議が交わされ、「どんどん」は平成28年4月にオープンを迎えることが出来ました。

会合の様子