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ハード整備とソフト事業の相乗効果を図るには(前編)-まちなか(中心市街地)に民間活力を呼び込む取り組み-(静岡県藤枝市)

市長のリーダーシップと庁内の横連携の構築

藤枝市の中心市街地活性化が進む要因の一つは、市長のリーダーシップにあります。市長のトップダウンにより、中心市街地活性化について行政が一丸となり取り組む方向性が示されました。それにより、庁内の横連携がスムーズになったといいます。中活推進課が市役所の内外に向け中心市街地活性化に向けた取り組みを積極的に情報発信することにより、関連した情報や企画提案、相談事などが、別部署、民間企業から中活推進課のもとに入ってくるような状況になっています。また、同じように中活推進課から他部署に情報提供をすることもあります。

このような動きが多方面でなされることで、多くの情報、意見、企画提案などが中活推進課に入り、それらを活かし実現させることで中心市街地の利便性や魅力が向上し、そのブランド価値も向上します。このことが、新たな民間投資につながることは、想像に難しくありません。


参考)市役所内の中活情報伝達のイメージ

3つのエリアの特長を活かしたまちづくりを推進

藤枝市は、内閣総理大臣認定の中心市街地活性化基本計画(以下、基本計画)に、市政運営のキーワードとなる「選ばれるまち藤枝」の実現に向け、生活の基本となる「4つのK」(健康、教育、環境、危機管理の頭文字)を示しています。市はこれらにおいて日本一(*1)を目指すなど徹底して施策を推進しています。

また、中心市街地内を大きく3つのエリアに区分しています。エリア別の特色と魅力あるまちづくりを推進することで、各エリアのブランド力が高まり、中心市街地全体の魅力を向上させていく狙いです。それぞれのエリアの特色を活かしたロゴマークやイメージカラーを設定することで市民の愛着を高めるとともにエリアブランドのイメージの醸成を図っています。

エリアブランドを向上させる様々な取り組みを基本計画に位置づけ、特に生活に付加価値を与える施設(公園、図書館、映画館など)整備が進んだことで、大型分譲マンションの立地が相次ぎ子育て世代を中心に居住人口が増加し、さらなる民間投資につながっています。

(*1)藤枝市はガンの死亡率の低さやごみの排出量の低さが全国上位になっています。

以上の数値は取材時のものになります。


参考)3つのエリアのロゴマーク(左から青木地区、駅前地区、駅南地区のロゴマーク)

参考)3つのエリアのまちづくり戦略

青木地区
公共公益機能と魅力的な個店の立地により、回遊を創出するエリア
  1. 公益機能の立地促進
  2. 魅力ある個店の立地促進と回遊の仕組みづくり
駅前地区
暮らしを支える機能により、街なか居住を促進するエリア
  1. 生活支援機能の充足
  2. 地域コミュニティの再生による安全・安心づくり
駅南地区
広域的商業機能により、活動・交流を創出するエリア
  1. 創造・交流活動のステージづくり
  2. 公益観光・交流の誘導、機能充実
 

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