平成25年度(第7回)九州・沖縄地区中心市街地活性化協議会交流会〈唐津市〉

日時 平成26年1月30日(木)13:00〜18:00 1月31日(金) 9:30〜12:30
場所 佐賀県唐津市大手口センタービル
主催 中小機構九州本部・沖縄事務所
中心市街地活性化協議会支援センター
九州経済産業局
内閣府沖縄総合事務局
交流会次第 1月30日(木)
  13:00〜13:05  開会の挨拶
             中小機構九州本部
  13:05〜13:15  開催地挨拶
             唐津市
             いきいき唐津(株)
  13:15〜13:20  交流会の概要について
             中小機構九州本部
  13:20〜14:10  唐津市の中心市街地活性化に関する取組について
             唐津市農林水産商工部商工ブランド課
             いきいき唐津(株)
  14:10〜15:50  唐津市中心市街地見学及びグループディスカッション
  14:10〜15:05  中心市街地見学
  15:05〜16:30  グループディスカッション
  16:45〜17:45  パネルディスカッション
             テーマ「まちづくりにおける“ヒト”“モノ”“カネ”」
             パネラー  唐津市農林水産商工部商工ブランド課
                   いきいき唐津(株)
                   唐津商工会議所
                   中小機構九州本部
             コーディネーター
                   中小機構九州本部
1月31日(金)
   9:35〜10:50  経済産業省・中小企業庁の支援措置
            九州経済産業局産業部流通・サービス産業課
            国土交通省の支援措置
            九州地方整備局建政部都市・住宅整備課
  11:00〜12:30  事例紹介「魚町商店街多世代交流施設整備事業」
                   (パネルディスカッション)
            パネラー  北九州まちづくり応援団(株)
            コーディネーター  中小機構九州本部
参加者数 50名
協議会数 13協議会(他関係機関 4先)

交流会概要

[1月30日]

 まず、唐津市から中心市街地活性化基本計画の内容説明が行われ、現在までに取組まれた事業と今後取組まれる事業について報告が行われました。

大手口センタービル

●現在までに取組まれた主な整備事業

  • 唐津大手口街区優良建築物等整備事業(本交流会会場の「大手口センタービル」)
  • 私立中学校・高等学校整備事業
  • 観光交流センター(旧唐津銀行)整備事業
  • 旧村上歯科リノベーション事業(戦略的中心市街地商業活性化支援事業)
    参考URL 歴史的建築物を活用した集客交流施設づくり

 引続き、いきいき唐津(株)(以下「いきいき唐津」)から、取組んでいる多彩な事業について説明が行われました。

●いきいき唐津の取組事業

 ○行政からの委託事業

  • 観光・ブランディング関係
      イベントの実施、人材育成、まちなか観光の促進、歴史的資源の調査・発掘・活用
  • 開発・空き店舗への誘致関係
      空き店舗チャレンジ活用事業、旧村上歯科リノベーション事業

旧村上歯科

 ○自主事業(収益事業)

  • 資本金を投資した直営「まちなか駐車場」事業
  • 資本金を投資した直営「オデカフェ」事業
    (参考URL いきいき唐津株式会社
  • 大手口センタービルの管理運営(民間からの委託)
  •   
  • 中町Casa(旧村上歯科2階:イベントスペース)への投資による直営管理運営
  • 唐津シネマの会の運営

 この後、中央商店街地区を中心に、取組事業の施設等の見学が行われました。  会場に戻り、「唐津シネマの会」、「中町Casa」、「商店街空き店舗対策」、「まちなか観光」、「新天町・呉服街アーケードプロジェクト」の5班に分かれ、それぞれ「ヒト・モノ・カネ」の視点から課題解決に向けたグループディスカッションが進められました。

各グループの意見のとりまとめは次の通りです。

1班(いきいき唐津が運営する「シネマの会」)
  • 一定の収益の確保が必要であり、特に法人収入の確保が大事
  • そして、その「投資」に見合う「仕組み作り」が求められる。
2班(飲食・交流施設の中町Casa)
  • 利用客のターゲットの明確化とそのターゲットのニーズに応えるための人材の配置。
  • 地域資源(食材・サインなど)の掘り起こしと活用(メニュー開発など)。
3班(空き店舗対策)
  • 地権者への粘り強い説得と補助金ありきにしないための仕組みづくり。
  • 商店街の方々が自ら声を上げる状況の醸成。
4班(まちなか観光)
  • 外からの観光客はもちろん、地元の方もお客様との視点が必要。
  • 特定の日のイベントだけでなく、日常的な集客への取組が求められる。
  • 商店街の若手の活躍による情報発信。
5班(新天地地区の開発)
  • 地域・商店街、そして観光という三つの方向性・ニーズのバランスが大事
  • 物販にとどまらず、何らかの付加価値をつけていく取組が求められる。

 続いて、「まちづくりにおける“ヒト”“モノ”“カネ”」をテーマに、行政、商工会議所、いきいき唐津、タウンマネージャー、中小機構九州本部の5人をパネラーに、そして同九州本部をコーディネーターとするパネルディスカッションが行われ、取組を進めた際に生じた各立場での課題やそれへの対応等について意見交換が行われました。

  • 取組の最初には公的資金が必要。しかし、継続するための仕組みづくりが大事。
  • 唐津のまちには潜在力があるので、地域の人が満足できるものを観光客にも提供していくべき。
  • 自分たち自身がこの唐津のまちを再認識することが求められる。それを知ってもらう「仕組み」と「主役は誰なのかの認識」そして「収益性」と「公益性」の2面でまちづくりを進めていくことが求められる。
グループディスカッション
[1月31日]
パネルディスカッション

 九州経済産業局と九州地方整備局から、経済産業省・中小企業庁そして国土交通省のまちづくり関係の施策の説明が行われました。  この後、北九州市小倉地区で取組まれた「魚町商店街多世代交流施設整備事業」について、北九州まちづくり応援団(株)(以下「応援団」)をパネラーに、中小機構九州本部をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われました。  応援団の主な取組報告は次のとおりです。

  • 応援団では、2011年に「まちづくり会社の自立に関する研究会」を立ち上げ、まちづくり会社が民間主体により自立し継続できるように、その仕組みをどのようにすべきかを、全国のまちづくり会社へアンケート調査を実施するなどし、検討を重ねました。
  •   
  • そうして、応援団が実施する事業の基本的な考え方を以下のとおり取りまとめました。
     (1)まちのにぎわいづくり・集客力の向上推進
       (ア)イベント、催事等によるまちの活性化集客
       (イ)小倉城等の観光施設の管理運営
       (ウ)ストックを活用した賑わい拠点の形成
     (2)地域の競争力強化に資する
       (ア)ノウハウがある企業と組みながら収益を考える
       (イ)まちづくりに関するアドバイスと技術支援
       (ウ)共同管理による固定資産の削減
     (3)他の事業者との差別化を図る
       (ア)第三セクターとしての強みをアピール
       (イ)賑わいづくり等で培った地域に密着したネットワークの形成
  • 自らのドメインは、「同じまちにいて同じ方向を向く」としました。
  • これを踏まえ、収益事業確保へ向け、「魚町商店街多世代交流施設整備事業」に取組みました。
  • 対象物件の4階建てビルは、一棟の一括利用しかできないという条件がありましたが、地域ニーズと来街者ニーズを調べ上げ、テナントミックスを検討し、地域商業再生事業の適用を受け、2012年9月に実現を見ました。
  • 応援団の位置づけは、不動産オーナーとテナントの間に入ることによって、不動産オーナーの抱える大きなリスクを一部引き受ける転貸デベロッパーということになります。
  • 各フロアの構成は、次のとおりです。
          1階・・・テナントゾーン
          2階・・・ママトモ託児室
          3階・・・多目的スペース・イベントホール
          4階・・・応援団事務所(ビルの管理)

 この後、コーディネーターから次の通りまとめが報告され、交流会は閉会となりました。

  • 応援団は、このような経緯の中で、一定のリスクを負いながら素晴らしい成果を上げられた。
  • 各地のまちづくり会社では、収益事業の確保が大きな課題となっているが、このような積極的な事業展開や資本金の取り扱いを含めた投資を検討することも必要ではないか。

関連リンク

ちいきクローズアップ
歴史的建築物を活用した集客交流施設づくり
まちづくり会社訪問
いきいき唐津株式会社
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