第6回九州・沖縄地区中心市街地活性化協議会交流会

日時 平成24年12月12日(水) 13:30〜17:30
場所 福岡ファッションビル8階Bホール
主催 中小機構九州本部
中小機構沖縄事務所
中心市街地活性化協議会支援センター
九州経済産業局
内閣府沖縄総合事務局
テーマ 「持続可能なまちづくりに向けて」
交流会次第 13:30〜13:40 開会挨拶
13:40〜15:15 ディスカッション@
 班1 「タウンマネジメント」
 班2 「まち会社の役割・事業」
 班3 「コミュニティ機能」
15:30〜17:00 ディスカッションA
 班4 「人材育成」
 班5 「街のダウンサイジング」
17:00〜17:10 九州経済産業局からの情報提供
17:10〜17:20 中心市街地活性化協議会支援センターからの情報提供
17:20〜17:30 中小機構九州本部からの情報提供
17:30     閉会挨拶
参加者数 38名
協議会数 15協議会(他関係機関 5先)

交流会概要

  開催挨拶の後、参加者は3班に分かれ、次のとおりディスカッション@が行われました。


会場風景

班1 「タウンマネジメント」
 三位一体(行政、会議所・まち会社、商業者)のまちづくり体制

 ○メイン事例紹介者
   諫早商工会議所 事務局長 兼松良二氏
 ○ファシリテーター
   佐伯市中心市街地活性化協議会タウンマネージャー
   橋圭一氏
 ○事例紹介概要

      
  • 現在、2期目の基本計画を策定中。
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  • 事業の企画・計画・実施に至るまで、行政、会議所・まちづくり会社、商業者がそれぞれの 強み(行政…補助金やグランドデザイン、会議所…商店街活性化、商業者…利益確保) を発揮し、一つのテーブルにつき緊密な連携の下行うことが重要。
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  • まちづくりは、「教育」や「福祉」等との絡みが出てくる。その市に合った事業をどう優先順 位をつけて行うかが重要で、そのためには市民の意向の把握が必要。
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  • 商店街イベントは行政との連携が重要で、日ごろの相互理解の土壌が生きてくる。

班2 「まち会社の役割・事業」
    新たな自主事業の取組

 ○メイン事例紹介者
   北九州まちづくり応援団(株)エリアマネージャー 二宮啓市氏
 ○ファシリテーター
   (株)まちづくり飯塚取締役 正田英樹氏
 ○事例紹介概要

      
  • 建物オーナーが効率よく建物を貸せるとは限らない。そこで、まちづくり会社として責任を 持ち、3年以上空ビルとなっていた建物の再生事業に取り組むこととした。
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  • サンリオ小倉ビル(店舗面積568.46u、4階建)の再生事業に取組み、地域商業再生事業補 助金を活用した事業としては全国で初めて、施設のオープンにこぎつけた。
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  • 建物の構造、収支シミュレーション、市民へのグループインタビュー等の結果を考慮し、1 階:テナント貸し(コーヒー店)、2階:子育て支援施設、3階:多目的ホール、4階:ま ちづくり会社事務所とした。
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  • 収支シミュレーションについては、5年間で回収できる内容とし、結果、無担保・無保証で銀行融資を受けることができた。

班3 「コミュニティ機能」
    商店街へのコミュニティ機能の取込

  ○メイン事例紹介者
   北九州市黒崎地区中心市街地活性化協議会タウンマネージャー   佐藤皓祠氏
 ○ファシリテーター
   (株)まちづくり飯塚取締役 久保森住光氏
 ○事例紹介概要

      
  • 心の病の方々の就労の場をつくる、ということを目的に、「健康」を軸とした「コミュニティ 健康カフェ」を2012年10月にオープンした。趣旨に賛同いただいたファストフード店で訓 練し、料理もホテルの総料理長の指導を受けることができた。
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  • この事業を継続していくには、事業家的経営視点が重要で、福祉的販売・サービスに依存していては成り立たない覚悟が必要。
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  • あわせて、関連組織との協力関係も必要だが、福祉的支援でなく事業共同体的な関係が重要。
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  • 今後、地域の歴史資源である「長崎街道黒崎宿」を活用し、「黒崎・食の名物」づくりに取組みたい。

 この後、ファシリテーター3名による発表・情報共有があり、引続き2班に分かれ、次のとおりディスカッションAが行われました。


施設見学

班4 「人材育成」
    新たな人材の登用と育成

 ○メイン事例紹介者
   いきいき唐津(株)タウンマネージャー
   佐藤直之氏
 ○ファシリテーター
   北九州まちづくり応援団(株)エリアマネージャー
   二宮啓市氏
 ○事例紹介概要

      
  • いきいき唐津(株)は、地域の各種資源を活用した「再開発」「コンサルティング」「コミュニ ティビジネス」に取組んでいる。
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  • 社員(パート、アルバイト含まず。)6名中35才以下が5名で非常に若い職場。
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  • 社員の採用は全て公募で地元雇用にこだわらず、オープンに優秀な人材を採用している。採 用を機に地元外の方が市内に移住し、優秀な地元人材になっている。
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  • 上司も若く、どんどん仕事を任せ、コミュニティビジネスは最初の立ち上げから関わり、お 金では買えないやりがいと将来性そして組織でなく個人力を磨く場と理解してもらっている。
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  • 唐津市の人口は現在13万人だが将来予測では10万人とされている。空き店舗が増えている 唐津市をどう活性化するのか、私たちが取組まなければならない仕事はたくさんある。

班5 「街のダウンサイジング」
    ダウンサイジングの必要性と推進体制整備も含めた実践手法

 ○メイン事例紹介者
   (株)大分まちなか倶楽部事業統括部長兼タウンマネージャー
   牧昭市氏
 ○ファシリテーター
   北九州市黒崎地区中心市街地活性化協議会タウンマネージャー
   佐藤皓祠氏
 ○事例紹介概要

      
  • 人口減少時代になっており、この消費規模に見合ったスリムな街にしなければならない。
  • 空き店舗を埋めても消費は拡大することなく移動するだけ。街が養っていける店舗数を把握 することが重要。   
  • 余剰する商業床に対して、リノベーションやダウンサイジングが必要。リノベーションの方 法としては居住や就労の場にシフトする方法もあれば、例えば4階建ての空きビルでも先ず は1階だけ取組むという方法もある。
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  • ダウンサイジングするため、民間事業として減築(8階建のビルを2階建てにする)した事例 もある。

 この後、ファシリテーター2名からの発表・情報共有が行われました。
 続いて、九州経産局等から情報提供があり交流会は終了しました。




翌13日午前に、次のとおり九州・沖縄地区第4回タウンマネージャー会が開かれました。

日時 平成24年12月13日(木) 10:00〜12:25
場所 中小機構九州本部
主催 中小機構九州本部
中小機構沖縄事務所
中心市街地活性化協議会支援センター
九州経済産業局
内閣府沖縄総合事務局
テーマ 「TM経験の継承について」
交流会次第 10:00〜10:05 開会・スケジュール説明
10:05〜12:25 ディスカッション
参加者数 7名(タウンマネージャー7名、他オブザーバー6名)
協議会数 7協議会

タウンマネージャー会概要

先ず各自から、地域と現在の取組活動の概要説明が行われ、その後活発な意見交換が行われた。

出された意見等

  • タウンマネージャー(以下「TM」という。)は、地域毎に職務内容を明確にし、その業務遂行 に必要な能力を有する人材を募集し採用することが大切。
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  • TMの業務には様々な新しい情報が必要。そのためには情報入手のためのネットワークづくり が重要で、正式参加はもちろんオブザーバー参加を含め情報入手機会の整備が求められる。
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  • TM活動をしっかりするには、まちづくり会社の財政基盤の確保が重要。
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  • まちづくり会社と観光協会等他団体との役割の違いを明確にし、関係機関にまちづくり会社 の事業の必要性を説明していく必要がある。
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  • 市の税収内訳を見ると、中活エリアの固定資産税と都市計画税のウェートが高いことが分か る。そのことから、中活エリアに集中投資するのは当然。市としても市の単独税収を上げて いくのが仕事であり、それが中活の目的でもある。
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  • TMが集まり、困っている地域に応援に行き、それにより社会的ポジションを上げる必要があ る。
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  • 九州発で何かできるよう、自主的にTMの組織化に向けて取組んでいきたい。
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  • 協議会の意見が正確に市長や議員に伝わっているのだろうか。定期的な意見交換の場や勉強 会を設定し、情報や意見の共有化を図ることが重要。
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  • 2年間地域内の人材育成に取組み育ってきている。この活動は今後も続けていきたい。
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  • 現場での若手実行部隊(市民サポーターやボランティア等)の人材をイベントを通じて繋げ ているが、事業実施の際に親世代との調整が大事。「若手に任せる。」だけではだめ。
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