まちづくり会社訪問

全国中心市街地活性化まちづくり連絡会議第16回勉強会

勉強会

 平成27年6月11・12日、金沢市にて開催された「全国中心市街地活性化まちづくり連絡会議第16回勉強会」に参加させていただきましたので、概要を紹介します。


1.全国中心市街地活性化まちづくり連絡会議


 全国中心市街地活性化まちづくり連絡会議(以下「全まち会議」)は、まちづくり3法の改正が行われた平成18年の翌年、平成19年に、基本計画の認定を受けた地域のまちづくり会社が中心となり設立されました。

 そして、中心市街地活性化に関する情報共有とノウハウの蓄積のため、年間2回、先進地で勉強会を開催しています。
 全まち会議の概要は次のとおりです。



○全国中心市街地活性化まちづくり連絡会議

会員 56団体(平成27年6月1日現在)
中心市街地活性化基本計画の認定を受けた、または受けようとしている市町村の まちづくり会社、
中心市街地整備推進機構、都市再生整備推進法人等
役員会社会長  (株)まちづくり松山
副会長 (株)黒壁
監事  (一財)柏市まちづくり公社、(株)飯田まちづくりカンパニー
賛助会員4団体
(一財)国土技術研究センター、(公財)都市計画協会、(一財)都市みらい推進機構、
(公財)都市づくりパブリックデザインセンター
参与会員4団体
(独)都市再生機構、(一財)民間都市開発推進機構、(公社)全国市街地再開発協会、
(公財)区画整理促進機構
URLhttp://www.machikaigi.jp/


2.全まち会議第16回勉強会次第

(1)勉強会【6月11日(木) 14:00〜17:00】

1)開催地挨拶金沢市長 山野之義氏
2)取組事例紹介「金沢市中心市街地活性化基本計画について」
金沢市都市政策局担当局長 企画調整課長 高橋信博氏
3)国からの情報提供「地方創生への取組と中心市街地活性化の現状」
内閣府地方創生推進室主査 下津加容子氏
「経済産業省における中心市街地活性化の支援」
経済産業省商務流通保安グループ中心市街地活性化室
室長補佐 山北和徳氏
「まちづくりに関する施策について」
国土交通省都市局まちづくり推進課
官民連携推進室長 中村健一氏
4)活動紹介「中心市街地活性化における公的セクターの支援について」
(独)都市再生機構都市再生部全国まちづくり支援室
地方都市戦略チーム主査 羽藤和紀氏
(一財)民間都市開発推進機構企画部企画課長 伊藤俊雄氏
5)意見交換会 


(2)現地見学【6月12日(金) 9:30〜11:45】


3.全まち会議第16回勉強会の概要

意見交換会
 (1)勉強会【6月11日(木) 14:00〜17:00】

 先ずはじめに、金沢市長 山野之義氏から挨拶があり、引続き金沢市都市政策局担当局長 企画調整課長 高橋信博氏から、金沢市中心市街地活性化基本計画について、次のとおり取組紹介が行われました。

  • 金沢市は戦禍にあわなかったため、まちなかの街路の大半がそのまま残っており、また、一部の地区では藩政期の街並みが現在も残っているという特色がある。そのため、保存と開発の調和を図ることをまちづくりの基本に据え取組んでいる。
  • 基本計画は2期目であり、「誰もが暮らしやすく」「にぎわいと交流が生まれ」「過度に自動車に依存しない」中心市街地の実現に向け、ハード・ソフト両方の各種事業を推進している。
  • 今年3月に北陸新幹線が開業し、国内外からの観光客が大きく増加している。観光客の多様なニーズに対応するため、体験型観光の充実や四季を通じた賑わいの創出等にも力を入れている。

  この後、3府省から次のとおり情報提供がありました。



○内閣府地方創生推進室主査 下津加容子氏
    「地方創生への取組と中心市街地活性化の現状」

  • 各都道府県では、2015〜2019年度の地方版総合戦略の策定を進めているが、それに対する情報支援として、「地域経済分析システム・RESAS(リーサス)」の供用を4月から開始した。
  • 地方創生先行型交付金(基礎交付分)の中心市街地活性化関連では、空き店舗・空き屋解消や人材育成等への要望が寄せられており、これへの支援を進めていく。
  • 中心市街地活性化の目標達成事例としては、宮崎県日向市福井県大野市を紹介したい。

経済産業省商務流通保安グループ中心市街地活性化室室長補佐 山北和徳氏
    「経済産業省における中心市街地活性化の支援」

  • 昨年の中心市街地活性化法改正のポイントとして、「重点支援としての、民間投資を喚起するための新たな制度の創設」と「地域の創意工夫支援としての、規制緩和の拡大」があげられる。
  • 前者の重点支援として、「特定民間中心市街地経済活力向上事業計画の認定制度」を創設した。
  • 事例としては、栃木県日光市青森県八戸市を紹介したい。

○国土交通省都市局まちづくり推進課官民連携推進室長 中村健一氏
    「まちづくりに関する施策について」

  • コンパクトシティの形成にあたり、昨年12月の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を受け関係省庁による「コンパクトシティ形成支援チーム」を今年3月に設置した。取組が一層円滑に進められるよう、関係省庁の横の連携を強化し、市町村の取組を強力に支援したい。
  • 都市機能の維持・増進のために「民」が担う「公」のあり方等を検討するため、「新たな時代の都市マネジメント小委員会」を設置した。今年夏ごろに中間とりまとめとなる予定となっている。
  • 民間によるまちづくり活動事例として、福岡県北九州市の(株)北九州市家守(やもり)舎を紹介したい。

 この後、(独)都市再生機構都市再生部全国まちづくり支援室地方都市戦略チーム主査羽藤和紀氏と(一財)民間都市開発推進機構企画部企画課長 伊藤俊雄氏から、中心市街地活性化における公的セクター(参与会員4団体)の支援事業が紹介されました。

 引続き意見交換会となり、8〜9人の小グループに分かれ、参加者が所属するまちづくり会社の取組について相互に紹介し、その後、「役職員構成」「人材育成」「収益事業」「受託・指定管理事業」等についての課題が報告され、情報・意見交換が行われました。

  報告された主な課題は次のとおりです。

  • 受託業務等の継続が不安定
  • 取組事業の掘り起しが困難
  • 社員数不足
  • 予算、社員数を背景とする体系的な人材育成への取組が困難


(2)現地見学【6月12日(金) 9:30〜11:45】

 現地見学は、「武蔵地区」と「香林坊地区」の2グループに分かれ、地区内の再開発施設等を見学しました。
 2地区の主な見学施設は次のとおりです。

●武蔵地区

近江町いちば館(平成21年に再開発:2階は飲食店、3階以上は集会・公的施設)
めいてつ・エムザ(平成26年に1階を大規模改装し「黒門市場」をオープン)
金沢駅前通り・金沢駅周辺の再開発・リニューアル施設(駅前通りでは、昭和51年から平成25年に、道路の4車線への拡幅と5つの再開発ビルを建設)

近江町


●香林坊地区

金沢学生のまち市民交流館(平成24年に大正時代の町屋を改修:学生とまちづくり団体は使用料無料)
プレーゴ(平成13年に商業施設としてオープン:(株)金沢商業活性化センターが施設運営)
金沢21世紀美術館(平成16年にオープン: 来館者数は、北陸新幹線開業後のGW期間8日間で10万人以上)
片町A地区再開発ビル(商業施設として建築中:全員同意型の容積は従前・従後で1/2に抑えた身の丈再開発)



プレーゴ

以上で、第16回勉強会は終了しました。

関連リンク

外部リンク
全国中心市街地活性化まちづくり連絡会議
地域経済分析システム(RESAS(リーサス)) (首相官邸ホームページ)
動画紹介(1)産業マップ
動画紹介(2)人口マップ
動画紹介(3)観光マップ
動画紹介(4)自治体比較マップ
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