協議会訪問

府中市中心市街地活性化協議会の取組

府中市の概要
府中市位置図

府中市は、広島県の東部内陸地帯に位置し、三方を山に囲まれた盆地で、美しい山並みを背景に市街地が展開しています。
その歴史は律令の時代にまで溯り、江戸時代の頃からは農林産物の集積地として栄え、それに伴って集散物を加工する「繊維」、「木工」、「食品」などの工業が盛んになりました。現在の府中市は、人口約4万5千人、面積約196km2の都市であり、海に面しない小都市ながら、上場企業が4社も集積している産業都市でもあります。

これまでの取組み

府中市では、平成11年3月に旧法に基づき府中市中心市街地活性化基本計画を策定し、「小さな都市の活気みなぎる生活空間の創造」をめざして、様々な事業を計画しました。
その中では、こどもの国周辺整備事業の実施により、親水護岸や河川公園が整備され、多くの市民に遊歩道や水辺環境が利用され賑わいの創出につながっています。
この度府中市では、新たに中心市街地活性化基本計画を作成し、「賑わいの創出による市民や来街者が集い交流する魅力ある中心市街地の形成」と「安心して便利に歩いて暮らせる中心市街地の形成」を中心市街地活性化の目標として取組を進めています。
その代表的な事業として次の事業をご紹介します。


(1)「恋しき」保存・再生事業 (にぎわい拠点の整備)

恋しき

「恋しき」は、国登録の有形文化財で風格ある木造三階建ての母屋と四棟の離れ、すばらしい日本庭園がある老舗割烹旅館です。かつては多くの文人・著名人も訪れました。
その歴史と風格のある施設を、喫茶、料亭、ギャラリー、貸し室として再開業することで、賑わい拠点として整備しました。
(平成19年11月オープン、部屋からの日本庭園の眺めは必見です。)
地元の有志により「(株)恋しき」を設立し、出資を募ったところ、1億8,000万円を超える応募がありました。


(2)中心市街地へ小中学校を統合整備 (歩いて暮らせる生活空間の整備)

工場の撤退(日本たばこ産業(株)府中工場)により、中心市街地に大規模な工場跡が(4ha)が発生。
中心市街地外の4小学校と区域内の1中学校の統合による跡地の活用。
統合小中学校周辺の道路整備により、安心して歩いて暮らせる生活空間の実現を進めています。

統合小中学校と周辺道路整備
府中市中心市街地活性化協議会
府中市産業観光体験ツアー

府中商工会議所では、製造業を中心とした産業の集積するまちの特徴を生かして、「製造工場などを観光施設として活用し来街者を呼び込む産業観光振興事業」を平成16年度から実施しています。「ものづくりのまち・府中」が体験できるとあってなかなか好評です。

また、府中商工会議所とまちづくり振興公社は一体となって、平成19年9月に「府中市中心市街地活性化協議会」を設立しました。
現在、タウンマネージャーを活用し、中心市街地活性化協議会のビジョンの共有と事業アイデアの抽出に向けてワークショップなどに取り組んでいます。


府中市中心市街地活性化協議会組織図
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